こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
介護職のイメージって、ぶっちゃけあまり良くないですよね。人気の職業ランキングには絶対入ってこないですし、実際人手不足が深刻な状況なので、多くの人がやりたいと思える仕事ではない事は事実だと思います。
今回この記事では、介護の仕事は世間のイメージほど悪くない仕事ですよって事を言っていきたいと思います。是非介護業界へ!ドスコイ!
介護士に対する世間からのイメージ
この記事を書くにあたり、世間からの介護の仕事に対するイメージをネットで調べてみました。するとこんな感じのコメントが出てきます↓
・3K(きつい・汚い・危険)
・誰でもできる仕事
・残業が多い
・賃金が安い
・休みが少ない
・人に感謝される素晴らしい仕事
・尊敬できる仕事
・社会を支えてくれている仕事
・世の中に絶対必要な仕事
上の7つは悪いイメージで、下の4つは良いイメージになっているんですが、これを見て思うのが、介護職は社会的には認められているけど、職業としての立場がまだ確立できていないのかなと。
ポケモンで言うところの、サトシは…ポケモンで言うところの……(例えが思いつかねぇ)
悪いイメージを総称すると、誰もやりたくないキツくて単純な仕事を安い給料でやってるって感じになりますが、これが本当なら仕事として最悪ですよね。
では実際のところはどうなのかという事で、介護業界歴12年の僕が、忖度無しで、悪いイメージに対して反論を一個づつ述べていきたいと思います。
主観になってしまう部分はありますが、介護業界を知らない人にとっては参考になる内容だと思うので是非読んでいって下さい。
3K(きつい)
介護の仕事が他の仕事と比べて格別きついかと聞かれると、全くそんな事はありません。これは言い切らせて頂きます。楽ではないですが、他の仕事と比べて別格キツいという事はないです。周りを見てもそう思います。
そもそも、仕事がキツいかどうかを業界で比較するのはナンセンスでありソーナンスだと思っていて、キツいかどうかは職場によります。
人手不足があまりにも深刻な所だと勿論キツくなります。2人分の仕事を1人でこなしているような状況の所もあると思いますが、これは介護業界に限った話ではないですよね。
また、訪問介護員だと60歳以上の割合が約40%を占めています。この数字を見ただけでも、介護の仕事が格別重労働という訳ではない事が分かってもらえると思います。
3K(汚い)
介護業務の中に排泄介助等がある事から、汚いというイメージを持たれるのかもしれませんが、自分が綺麗に仕事をすれば汚くありません。
僕は軽度の潔癖ですが、自分が汚くなるような仕事の仕方をしないので、汚い仕事だとは思っていませんし、『汚いから』という理由で退職していく人を見たことはありません。ここは心配しなくて大丈夫だと思います。
3K(危険)
ぶっちゃけ危険な部分はあります。利用者さんに殴られたみたいな話は時々聞くので、事務職なんかと比べると明らかに危険度は高くなります。反論の余地無しです。
ですが、現在厚労省がこの問題の解決に向けて動いている最中です。
誰でもできる仕事
介護は誰でもできる仕事だと言われる事がありますが、逆に、選ばれし者しかできない仕事って何やねんと思うんです。
ハロワの求人票を見て、『この仕事は自分の能力では無理だ!』なんて思うことあります?やろうと思えば大体の仕事はできます。どんな仕事でも誰でもできます。
介護の仕事のイメージとして、利用者さんの身体的なお世話をする仕事というイメージが強すぎて、単純作業のように思われている節があると思うんですが、実際は、単純労働とは対局の位置にある仕事です。物干し竿とホタテくらい対局です。
利用者さんによって支援方法が変わるので、クリエイティブな要素が強い仕事です。ここにやり甲斐を見出す人も多くいるので、『誰でもできる』と言われる感じの仕事ではなく、逆に、単純作業が苦手な人にオススメできる仕事です。
残業が多い
これも職場によります。介護業界の平均残業時間が他業界より多い事はありません。
全国労働組合総連合の調査によると、介護職員のひと月あたりの平均残業時間は約10時間となっています。本気でやったらポケモンの赤緑青を全クリできるくらいの時間です。
サラリーマンのひと月あたりの平均残業時間は20時間と言われているので、介護業界には残業が多いというのは、人手不足という事から、世間の想像が作り出したイメージです。
介護業界人である僕のイメージでは、定時で帰れる職場の方が多いイメージです。今は感染症の関係で激務化している所も多いですが。
賃金が安い
これは否めない。介護報酬が低いので、介護業界の平均年収は他業界と比べて90万円くらい低くなっています。
でも、事業所の種類や法人の規模によって年収の差が大きいので、これも職場次第と言えば職場次第です。
ただメリットもあって、需要が果てしなくある事、お金の出所が税金という事、勤続年数だけじゃなく資格やスキルが重宝されるという事で、仕事としての安定感は抜群です。
食いっぱぐれる確率が最も低い業界と言っても過言ではないでしょう。この不安定な時代にはありがたいメリットです。収入の柱の1つとしても、介護の仕事を選ぶのはアリ寄りのアリです。
休みが少ない
これも職場によります。休み多い所は多いし、少ない所は少ないです。ただ、仕事の性質上連休は取りにくいので、旅行が趣味の方にはあまりオススメできません。
まとめ
うん。ビックリするくらい普通の事しか言えませんでした。
結論、普通って事です。世間的に言われているほど仕事として悪くないという結論です。
旅行に行きにくいという点と、平均年収が低い点はデメリットになりますが、他の業界と大差無しです。メリット・デメリット有ります。全ては職場次第という感じですね。
仕事としての楽しさもあるし、安定感もあるので、介護は結構オススメです。あとは、介護報酬が今の7000倍くらいになってくれたら完璧です。
介護業界人ならもっとアピールしろよと思われた方もいるかもしれませんが、これがリアルなんですよ。普通にそこそこ魅力的な仕事です。あんまり良いように見せても誇大広告になりますからね。
とにかく、介護は仕事として全然悪くないので、初動で選択肢から除外するのは勿体ないです。メロンパンの固いところを捨てるくらい勿体ないです。
人と関わるのが好きな人や、頭を使って考える事が好きな人、同じ場所でじっとしてるのが苦手で体を動かすのが好きな人、人から直接感謝されると向上心が生まれる人なんかは是非、介護業界においでやす!
以上
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おやすみサトシ。
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