こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
今日はタイトルの通りの記事を書いて行くんですけど、グループホームや小規模多機能等、利用者さんが少ない事業所向けの内容になっています。利用者数の多い特養なんかだと厳しいかもしれませんが、可能であれば参考にしてもらえたらと思います。
では行く。
利用者さんが寝る時刻、早過ぎませんか
介護士の夜勤パターンは、17:00頃に夜勤に入って、次の日の9:00頃に夜勤が明けるパターンが結構多いですよね。怒涛の16時間です。秒数にすると57600秒という天文学的な数字に至ります。
夜勤者が17:00に職場に到着すると、その頃ちょうど利用者さんは夕食を食べ始める時間帯なので、17:40頃には夕食は済んでいると思います。
夕食後暫くして、利用者さんを居室に案内し、寝る準備をしてもらい、臥床介助を行う介護士さんが多いと思うんですが、利用者さんの寝る時刻を少し遅らせた方が良いかもしれません。
というのも、18:00に寝ると、誰だって3時には目が覚めます。18:00に布団に入って、朝の7時まで寝てくれというのは無理があるんです。最終経歴が保育園でのお遊戯会なのに、宝塚で即戦力でやってくれと言われるくらい無理がある話です。
夜勤はやる事が沢山あって大忙しなので、少しでも利用者さんに早く寝てほしいと思う気持ちは分かるんですが、それが逆効果になる場合も多いにあるという事です。
夜中の3時からコールラッシュとか、2時に利用者さんが居室から出てきてホールを歩き始めるとか、よくあると思うんですけど、そうなっている原因の一部に、寝るの早過ぎ問題があるのは間違いありません。
難しい事を言って申し訳ねぇですが、寝てもらう時間を遅らせる工夫が必要になります。
僕がやっていた工夫
僕がやっていたのは、夕食後、寝る準備だけ済ませてもらって、20:00過ぎまでは、ホールでテレビを見てもらったり、僕や利用者さん同士で話をしてもらう等して、ゆっくり過ごしてもらっていました。(もちろん、寝たいと言われる方には寝てもらいます)
その間、ホールにいてもできる業務だけは、見守りをしながらやりました(薬のセット等)。洗濯物を畳んだり、洗い物をしたり、そういう事は利用者さんと一緒にやっていました。
で、20:00頃皆さん休まれる訳ですが、20:00に布団に入って、21:00頃入眠されるので、比較的朝までよく休まれます。
そうすると、18:00に寝てもらうのと比べて、夜中のコールの回数や利用者対応の頻度はかなり減ります。毎回減る訳ではありませんが、トータル的に見るとだいぶ減っているはずです。
夜勤業務を一気に進める事ができる
利用者さんによく休んでもらえると、仕事が途切れ途切れにならないので、要領良く夜勤業務をこなす事ができますし、横になる以上仮眠以下みたいな時間も多く取れます(耳だけ起こして寝るやつ)。
利用者さんの対応をしながら事務作業等、他の業務をこなすってめちゃくちゃ仕事の要領悪くなりますからね。
何かに集中している時に他の事をやると、集中力が数十%低下するという研究結果もあるくらいなので、全集中夜勤の型・臥床遅らせを発動できればしてもらえたらと思います。
最後に
今日お伝えしたような事が、現実的に出来ない職場もあると思います。人手が圧倒的に足りないとか、利用者さんのメンツ的に無理とか。そういった場合は仕方ないですが、利用者さんの寝る時刻を遅らせる事は仕事効率的にガチで効果がありますので、是非お試し下さい。
今までの職場の業務の流れがあるので、『これが当たり前』と思ってしまっている事が沢山あると思うんですが、当たり前が間違っている事ってタマにあるので、色々考えながら工夫していきましょう。
それでは今日はこの辺で。
おやすみ宝塚。
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