介護職員の戦闘力が上がるブログ

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【継続不可能】介護施設は暴力利用者1人によって全てが終わる

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こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

『利用者に暴力を振るわれた』という介護士の呟きが、たまーにSNS上にあがってますよね。中には写真付きの投稿もあったりして、かなり酷い怪我をしている方もいます。腕真っ青で傷だらけみたいな。あれは相当強い力で殴られていますね。

 

僕も10年以上介護士をやっているので、暴力を振るう利用者さんに遭遇した事は当然あるんですが、ネットで見かけるほどの危険な暴力利用者を長いこと継続的に支援した事はありません。そういう人は早い段階で入院とかしちゃうからです。

 

たった1人の利用者が施設を破綻させる事もある

利用者に暴力を振るわれたというSNS上の書き込みをみて毎回思うのが、それもう無理ですやんと。施設破綻してますやんと。そんな人の対応をずっとやってるなんて、職員の精神状態が心配になります。気の毒過ぎるんですけど。

 

そんな利用者は1人くらいなんでしょうけど、ドラえもんのメンバーの中に1人範馬勇次郎おったら、それはもう子供向けアニメでは無いですからね。ジャイアンで限界なんです。

 

たった1人そういう利用者が居るだけで、施設は破綻するんですよね。職員間の人間関係だって同じで、人間関係を悪くしている原因になっているのは、せいぜい1人か2人なんです。

 

これってめちゃくちゃ難しい問題ですよね。普通のお店とかだったら、迷惑客は出入り禁止とか出来ますけど、介護施設だと、ずっと居るっていう…。そりゃ次第に介護士は辞めていきますし、その内その施設は潰れると思います。働く人が居なくなるので。

 

現場の介護士だけの問題ではなく職場全体の問題に

ですが実際、暴力利用者を初動から全て避けるのは無理で、この仕事を続けていく以上、どこかのタイミングでは関わる事になります。そこで大事なのが、早めの対処です。

 

理想としては、精神科での服薬コントロールが完了してから施設入所してほしい所ですが、それが出来なかったのであれば、今この瞬間から、その利用者をどうすべきか考えるべきで、介護士の対応だけで乗り切ろうとするのは無謀ですよね。

 

こういう事って、上が考えて手を打たなければいけないんですが、現場の介護士がどうなろうと知ったこっちゃないという考え方だと、対応だけで乗り切らせようという頭になるんです。

 

この記事を読んでいる介護士さんで、利用者からの暴力や暴言に精神を擦り減らしている方がもし居るなら、その問題を解決に向かわせるよう動きましょうと上司に掛け合ってみて下さい。現場の介護士の問題としてではなく、職場全体の問題として捉える必要がありますからね。

 

総合労働相談センターについて

もし職場が何もしてくれないと言うのであれば、職場で起こったパワハラ等の問題について相談できる、総合労働相談コーナーで相談してみて下さい。総合労働相談コーナーについて、厚労省のホームページに詳しく書かれているのでリンク貼っておきます↓

総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省

 

総合労働相談コーナーは、都道府県労働局や労働基準監督署に設置されているので、『掛け合ってくれないなら総合労働相談コーナーに相談してみます』と言えば上司も動くかもしれません。辞めるのが1番早いですけどね。解決させたい場合は利用検討してみて下さい。

 

はい、という事で、暴力利用者が1人居るだけで施設は破綻しますよー、介護士だけの問題にせず職場全体の問題として捉えさせましょー、総合労働相談センターってのがありますよー、って内容でした。

 

総合労働相談センターとか知らない人の方が多いと思うんですが、こういうのは知っておくと攻撃のカードとして利用できる事もあるので、知っておいてもらえたらと思います。

 

ではでは。おやすみ範馬勇次郎。

 

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