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【逆算思考】介護拒否されないために絶対必要な思考法【介護士】

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こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

介護士が仕事で最も頭を使うのって、利用者さんの介護拒否についてですよね(いらすとや有能)。『どうすればお風呂に入ってくれるかな〜』とか、『どうすれば服薬してくれるかな〜』みたいな事を介護士さんは日々考えていると思うんですが、今日は良い事を教えちゃいます。

 

逆算思考という思考法を取り入れる事で、圧倒的に介護拒否されにくくなるんです。介護士さんで仕事に逆算思考を取り入れている人ってあまり居ない気がするので、是非覚えて帰って下さい。

 

早速本題に行きましょう。

 

逆算思考とは

逆算思考とは、先ずゴールを設定して、ゴールするまでのシナリオを考え、その中で起こりうる問題や必要な事を想定して、ゴールに到達するための計画を立てて実行していく事です。行き当たりばったりで対症的じゃないって事ですね。

 

介護現場における逆算思考の例

介護現場での入浴で言うと、利用者さんに入浴してもらう事がゴールなので、そのゴールに到達するまでのシナリオを考えて、入浴してもらうまでの計画を頭の中で立てます。

 

例えば、『普通に入浴の声かけを行うと間違いなく拒否されるが、タイミングを見つつ、脱衣所までお連れする事ができればそこで説得できるだろう』というシナリオを考えた場合、「お風呂に入りませんか?」という声かけをする選択肢は無くなりますよね。

 

『普通に入浴の声かけを行うと拒否される』というシナリオがあるので、普通に入浴の声かけを行う事はできません。じゃあどうするかを考えます。

 

これも例えですが、利用者さんの表情が良く落ち着いている時に、「〇〇さん、ちょっと良いですか」と小さな声で話しかけ、大事な話があるかのように脱衣所までお連れすると自然に脱衣所までは誘導できるかもしれません。脱衣所で説得して入浴してもらえればゴールです。

 

シナリオ通りにいかない時も逆算思考

しかし勿論シナリオ通りいかない事もあります。『脱衣所までは来てくれたのに、そこで拒否されて結局お風呂には入ってくれなかった』というようなパティーンになってしまった場合は、そこでもう一度、逆算思考を発動します。先ほどのシナリオを上書きするんです。

 

『脱衣所までは上手く誘導できたのに、脱衣所での説得が上手くいかなかった。上手くいかなかった原因を考えて、シナリオを変えよう』と、またそこで逆算思考をして、次の機会で新たな計画を実行します。

 

この逆算思考を常に意識する事によって、最終的に介護拒否が起こらないシナリオを自分の中に持つ事ができます。拒否が100%起こらないと言いきる事はできませんが、逆算思考を取り入れている介護士と対症的な介護士とで、介護拒否されるされないの確率が大幅に変わるのは明確です。

 

逆算思考は様々なケースで絶大な効果を発揮する

この逆算思考、介護現場だけじゃなく目標達成においてマジで絶大な効果を発揮します。(僕は行き当たりばったりの寅さんみたいな人間なんですが、逆算思考でやった事だけは上手くいっている事に今気づきました)

 

例えば資格試験。ケアマネや社会福祉士みたいな難しい資格試験に、仕事しながらもポンポン一発合格していく人って居るじゃないですか。ああいう人は絶対に逆算思考です。合格するまでのシナリオを考えてから勉強に取り組んでいるはずです。会社をドゥンドゥン大きくしている社長なんかもそうですよね。

 

あっ、資格試験で思い出しました。僕ハタチくらいの時に、宅建(だったと思う)の資格を独学で取ろうと意気込んでいて、その時に逆算思考を発動したんです。

 

その時に考えたシナリオが、『俺なら勉強しなくても受かる』で、結果どうなったかというと、試験を受けにすら行きませんでした。申し込みをしているのにです。

 

しかもその数ヶ月後、自分が合格しているかどうかを調べていました。ハタチの僕は『奇跡』を信じていたんですね。今となっては良い思い出です(クソ男)。

 

そんな僕でしたけど、介護やブログの仕事に出会ってから、結果を求められる場面では逆算思考を意識してやってます。そして上手くいってます。今日紹介した逆算思考、皆さんも是非意識してみて下さい。

 

おやすみ寅さん。

 

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