こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。
小規模多機能勤務時代の同僚男性の話なんですが、仕事は真面目にやる人で、元高校球児で身長180センチ以上の細マッチョで、顔も普通なのになぜかイケメンではない。そんな男がいました。
とてつもなくアッサリしている素うどんみたいな性格で、絶対に悪い人間ではないけど何を考えているのかは本当に分からない魚みたいな男でした。
拒否されない男
そんな彼ですが、とにかく利用者さんに介護拒否をされません。100%ではないものの、利用者さんたちを見るに、彼の言う事は抵抗なくスッと入っていくような感じでした。
ここまで聞くと、『彼の真似をすれば良いじゃないか』と思うかもしれませんが、真似できないんです。彼がやるから上手くいくんです。Adoが歌ううっせぇわだから良いんです。
声のかけ方
彼が利用者さんに対してどういう声のかけ方をしていたかと言うと、とにかくいつも滑らかに強引に利用者さんを誘導します。それはもう無想転生、身勝手の極意です。
こんな感じ↓
「〇〇さーん、今日も天気が良いですねぇ!僕は今日ここまで家から走って来たんですよ〜!〇〇さんも後で一緒に僕と運動しましょう!」
なんて言いながら、気づいた頃には利用者さんの車椅子を押して脱衣所に到着しています。
ドンドン声が遠くなって脱衣所のドアが閉まる音が聞こえるんです。
普通だと、1回や2回の声かけでは絶対に入浴しない利用者さんも拒否しないんです。拒否しないというか諦めてるんですよね。
お弁当を持ってハイキングに来ている時に、猿が弁当持って全速力で山の中に消えていく時のような諦め方です。
「あ…もうこれしょうがないな…」みたいな感じですよね。怒る気にもなりません。
そして入浴はなんやかんや気持ち良いですし、彼は会話の中で利用者さんの気分を上げるのも上手ですから、入浴後の利用者さんも機嫌が良いんです。なんの問題もありません。
そして彼はいなくなった
そんな彼含む愉快な仲間たちと楽しく小多機時代を過ごして、僕は別の仲間と訪問介護事業所をやる事になって辞めたんですね。
で、数ヶ月後にその小多機に遊びに行ってみると彼は居ませんでした。介護とは違う職業の仕事に転職していました。
その仕事というのが資格が必要な仕事で、普通に難関資格なんですが、シレッと勉強していて颯爽と介護業界を去っていったんです。
魚かと思いきや、実はめちゃくちゃ考えていました。色んな意味で頭が良かったんです。
利用者さんに対する声かけも、側から見れば何も考えずその場のノリで行っているように見えても、実はめちゃくちゃ考えられた対応策だったのかもしれません。
自分のキャラを考慮した上で、『こうすれば上手くいきやすい』という事を考えてやっていたんだなと後になって思いました。
この記事で伝えたかった事は…
「そして彼は居なくなった」という事です!
書き始めたは良いものの着地点を見失いました。
以上です。おやすみKくん。
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