介護職員の戦闘力が上がるブログ

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【お金も大事だが】金の事しか考えてない介護事業者はなぜ転落するのか

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こんばんは。介護業界歴15年、ブログ歴8年目の介護福祉士のハレくん(Add LINE friend)です。

 

「介護職は福祉人として、自己犠牲をもいとわない精神で働きなさい」

 

昔はこんな感じだったと思うんですが、だいぶ気持ち悪いですよね。『自己犠牲は介護職にやらせとけ』みたいな、そんな調子のいい主張が通ると思うなよという気持ちでこれまでやってきました(ベジータ風味)。

 

介護職は専門職ですから、プロとして収入も社会的地位も上を目指してやっていくのが自然です。阿蘇山のように自然です。

 

介護事業者も、ビジネスとしてお金をしっかり稼いで、ガッツリ職員や利用者さんに還元していかないといけないので、自己犠牲なんてやってちゃダメなんですけど、

 

金の事しか考えてないのもまたダメなんですよね。

 

筋を通さず金の事だけ考えて運営してきた介護事業者が転落していった事例をこれまで死ぬほど聞きました(1番分かりやすいのが不正請求)。

 

介護事業者に限った話ではなく、金儲のためだけに何かを始めて上手くいく例って、中々無いですよね。金儲けしようと思って金儲けできたら苦労しませんもんね(あー宝くじ当ててぇ)。

 

という事で、なぜ金の事しか考えてない介護事業者は転落するのかという事について書いていきたいと思います(前置きが長い)。

 

お金は最後の最後に出てくる

仕事の流れでお金が発生するのは、最後の最後です。

 

介護事業所を作って、人員や書類を揃えて、利用者さんと契約をして、サービスできる体制を整えて、サービスを提供した後で、お金が発生します。飲食店に行っても、お金を払うのは食事をした後、お店を出る直前ですよね。

 

そんな最後の最後に出てくる物の事を最初に考えて上手くいく訳がないという話です。

 

給料のように必ず貰えるお金なら、お金の事を何番目に考えようが貰えるもんは貰えますが、事業者は別ですよね。

 

『何かお金儲けないかな〜』って言ってる人が軒並み稼げないのはそういう事です。

 

選択肢から外される

「不正がバレて職員が多数退職したので営業停止します」と、急に事業所の営業を停止をする事業者が定期的に表れます(無責任フォーエバー)。

 

不正の時点でダメですが、利用者さんが困らないように引き継ぎくらいしっかりやるのが最低限事業者としての筋ですよね。

 

そんな金にならない事はしませんスタイルの事業所を利用しようと思いますか?働きたいと思いますか?思わないですよね。

 

金の事しか考えてない介護事業者は、最終的には選択肢から外され、上手くいかなくなっていくんです。そんな事例がいっぱいあります。

 

利用者や職員を大事にする事業所を選ぼう

結局のところ、人を大事にしないとお金は稼げないという事なので、サービスの質を落とさないための取り組みや、職員の待遇向上をちゃんと考えてる事業所で働く方が、お金の面でも将来性があります。

 

金金金で上手くいくのは一時的です。需要があり過ぎて、一時的に妥協して選ばれてるだけで、いつ崩れるかマジで分からないので注意して下さい。

 

最後に

数年前、田舎なのに働き手にも利用者さんにも大人気で、凄く上手くいってる介護の会社の社長さんに、「なんでそんな上手くいってるんですか?」と聞いた事があるんですが、こう返ってきました↓

 

「周りがクソすぎるだけです。うちは人として当たり前の事を当たり前にやってるだけ」

 

この言葉が、金の事しか考えていない不義理な事業所の不安定さを表してますよね。

 

という事で、筋は通していきましょう。おやすみ年末ジャンボ。絶対当ててやる。