メリークリスマス。情報発信歴8年目の介護福祉士、ハレくんです。
来月(2025年1月)から、年収103万円の壁が123万円の壁になるとの事でザワザワしとりますが、何がどう変わるのか、手取りはどうなるのか、仕事量どうすれば良いのかなどなど、疑問な事も多いと思うので、その辺を分かりやすくザックリ解説していきます。
この記事のソースは、自民党の税制改正大綱という資料なんですけど、全111ページに堅苦しい文章がビッシリでした。最後まで読むと7年はかかると思いますが一応リンク貼っておきます↓
https://storage2.jimin.jp/pdf/news/policy/zeisi_2025.pdf
早速本題にいきましょう。
基礎控除と給与所得控除が10万円づつUP
現状、所得税の基礎控除は48万円で、給与所得控除(最低額)は55万円です。48万円と55万円を足すと103万円になるので、103万円を超えた部分に税金がかかっています。
例えば年収180万円の人の場合、180万円から103万円を引いた77万円に税金をかけられてます。これ現状。
これが来月から、所得税の基礎控除が58万円になり、給与所得控除(最低額)が65万円になります。それぞれ10万円UP。
これらを足すと123万円になるので、123万円を超えた部分に税金がかかるようになります。
年収180万円の人の場合、180万円から123万円を引いた57万円に税金がかかるようになるという事なので、支払う税金がこれまでよりも安くなるという訳です。(やったぜ)
ここまでの説明だけだと、『とにかく皆20万円分得するのね』って解釈になると思うんですが、コレが違うんですよ。罠があります。助けてサンタクロース。
罠
コチラ国税庁ホームページから借りてきました。給与所得控除の表です↓
給与所得控除10万円UPと言っても、一番上の部分、550000円が650000円に変更されるだけで、二行目からはこれまで通りなんです。フルタイムでガッツリ仕事している層は、給与所得控除10万円UPは無しという事。どういう事だコノヤロウ。完全にアウトレイジ案件です。
ザックリ年収190万円以下の人は20万円控除が増えるが、ザックリ190万円を超えている人は基礎控除の10万円分しか控除は増えないという事。
それで年間どのくらいの減税になるのか、手取りが増えるのかと言うと、これもザックリですが、年収190万円前後の人で年間1万円の手取りUP。
年収200万円以上450万円以下のゾーンで、年間5000円〜1万円くらいの手取りUPです。月にすると400円〜800円くらい。
単刀直入に言いますと、何も変わらんという事です。はい拍手。カイジくんに拍手。
扶養内パートで働く場合の理想的な年収は
これ気になる人多いと思います。都市部と地方で違いがあるので一概には説明できないんですが、ザックリ説明していきます。(ザックリ好きのいい加減な男)
※103万円の壁が無くなるので、最初にくるのが106万円の壁になります
以下2つの事を覚えておいて下さい↓
①年収103万円と、年収106万円以上で週20時間働いた場合(社保加入)だと、手取り額に16%もの差がでます。(115万円と100万円の差)
②年収103万円と年収123万円で手取り額はほぼ同じになります。(手取り約115万円)
結論、年収103万円前後に抑えるか、年収150万円(手取り134万円)くらい、もしくはそれ以上稼ぐかの選択になるのかなという感じですね。
はい。超ザックリですけど、この記事を見てくれた方で、もっと詳しく聞きたいという方がおられましたら、DMか何か頂けると返信させて頂きます。
という事で以上でございます。おやすみ班長。サンタさん待ってます。