こんばんは。介護福祉士のハレくん(https://lin.ee/gZCGC5s)です。
「介護施設内で転倒事故があり、利用者側の人に訴えられて損害賠償請求されました」みたいな話をよく聞くようになりましたよね。
介護施設で起こる事故の大半(約65%)は転倒・転落・滑落なんですが、施設側の責任が問われるケースも少なくないようです。
(先にこの記事のソース貼っときます↓)
介護施設で相次ぐ事故 利用者が施設を訴え、600万円の賠償命令も(朝日新聞) - Yahoo!ニュース
東京都にある施設の実例では、トイレ内での転倒事故で、施設側に607万円の支払いを命じる判決が出てました。
この時の状況が分からないのでこの件に関しては何とも言えませんけど、同様の判決が全国各地で出ている感じです。中には施設側が気の毒になるようなケースもあるでしょう。
この話、稲川淳二が聞いたらきっとこう言いますよ。
「怖いな〜怖いな〜」って。
怪談話よりも怖い話である
こんなのそこらの怪談話よりよっぽど怖いですよ。介護施設に入所する人は基本的に要介護状態の後期高齢者なので、何処にいようと転倒等のリスクが高い状態の人たちなんですよね。
そのようなリスクを極力抑えるために介護施設に入所するのであって、介護施設に入所したからといって転倒がゼロにはなりません。
介護報酬的にも、利用者1人に職員1人付けるのは無理ですし、管理される場ではなく生活の場である介護施設で、利用者さんを縛り付けておくなんて事もできませんからね。
夜間帯なんかだと、利用者さん数十人に対して介護士がワンオペで対応したりしています。
これで転倒したら施設側の責任になるって中々に厳しいと思うんですけど、どうなんでしょうかコナンくん。
転倒って事故なのか
前々から思っていた事なんですけど、そもそも後期高齢者の転倒ってホンマに事故なんでしょうか。どう思う工藤。
対策をしっかりした上で防げなかったのなら、それはもう症状じゃないですか。事故じゃなくて、高齢化に伴う症状。
そう考えていかないと、『危ないから』という理由で拘束が当たり前になったり、色々細かく制限される未来がやってきます。バーロー。
利用者のご家族に介護の知識を持ってもらう事も必要ですし、安全対策がしっかりされている根拠と、それでも怪我等のリスクがある事を説明して、利用者本人やご家族に理解を得ておく事も重要です。
僕のような、利害関係に縛られない発信者が、このような問題について発信していく事も大切なのかもしれません。
介護業界、もっと外に向けて発信しなくちゃいけない事がたくさんありますね。仕事の魅力なんて発信してる場合じゃないかもしれへんで工藤。
まとめ
介護施設での事故について、何が事故なのかがもっと明確になれば良いなと思いましたし、コナンの新作も見たいなと思いました。
以上です。おやすみ服部。