
こんばんは。介護福祉士のハレくん(LINE Add Friend)です。
最近よく、『低賃金の介護士に多くを求めるな!』的な主張を見ます。カマキリを見かけるくらいの頻度で見ます。
これ、その通りです。今は相対的にそこまで低賃金ではないものの、介護士に多くを求めるのは完全に間違っています。
やるべき事はしっかりやるべきですが、限界突破してまで働く必要が無いのが介護士です。というか、職業全般そうです。
大多数はお金のために働いている
よくよく考えてみて欲しいんですが、皆が仕事を好きでやってたら、宝くじがあんなに売れる訳ないじゃないですか。大多数の人は、お金のために仕事してるんです。
お金のために仕事してるんですから、モチベーションもお金です。つまり平均的な賃金で働く人に対して、多くを求めるのは甘え過ぎ小僧の極みなんです。
僕はよく、『仕事はちゃんとやろうぜ』という発信をしますけど、当たり前の事を当たり前にやろうとしか言ってませんからね。自己犠牲はやめましょう。
意欲は求められて出るものではない
仕事に対する意欲や気合いは、他人に求められて出てくるもんじゃありません。自発的に出てくるもんで、食欲と一緒です。
例えば、営業成績次第で年収1000万を余裕で超えるような環境とか、経営者や個人事業主のように、自分次第で幾らでも稼げるような環境の人は当然働きますよね。やったらやっただけ自分が豊かになるんですから。当たり前です。
一方、営業成績とか関係無く平均的な賃金で働く人は、厳し過ぎない環境で普通の賃金が得られる職業を選んでるんですから、そんな人たちに対して求め過ぎるのはガメツイガメラです。
和食屋で、「なんでピザがないんだ!!」って怒ってるようなもんですからね。
こういう事を言うと、『それでも意欲的に頑張る者が良い思いをする事ができるんだぞ』ってツッコミが入るんですが、だからそれを求めてないんですよって話なんですよね。
そこを求めるなら、最初から独立してるか競争の激しい仕事を選んでます。つまり、介護士の道を選んだ人に対して求め過ぎるのはオカシイ事なのです。
皆、介護報酬上げろとは言ってますけど、公務員くらいの働きに見合った賃金設定にしてくれって言ってるだけですからね。1000万も2000万も寄越せなんて言ってませんから。
正しいマネジメントは
『介護はマンパワー不足だから、一人一人が人一倍働かないと』と主張する経営者さん多いですけど、それ利根川が聞いたら「職員はお前のお母さんではない!」って怒られますよ。
人材不足の解消と、特定の人に負担が偏らないような仕組みを徹底的に整えるのが、介護を事業に選んだ職場側の正しい動きだと思います。
介護の仕事は、多くを求められると辞めたくなる類の仕事です。そこの深層心理を理解している職場ほど、離職率は低い印象です。
やって当たり前の事をやらない人がいるのも事実
介護士って、誰でもできる仕事ではないものの、誰でもなれる仕事ではあるので、人材レベルの差は激しくなってます。
やって当たり前の事をやらない人、ただひたすらに楽をしたいズルい人がいるのも事実です。
そう人が『もっとやれよ』と怒られるのは仕方ありませんね。もっとやって、どうぞ。
という事で以上、多くを求めるなら、やる気次第で稼げる制度設計にしましょうという話でした。
おやすみガメラ。