こんばんは。介護福祉士のハレくん（@harekunoku）です。
全国の介護士さん、大変です。国が迷走しています。
ここ最近、要介護1.2の給付外しが話題でしたが、今度は、特別養護老人ホームの入所条件を要介護1以上にする論点が浮上しているそうです。
ソースです↓
【小濱道博】2024年の次期制度改正、介護施設に激変も 特養・老健の経営を直撃か | 介護ニュースJoint
エンタメかと思うくらい迷走してますよね。このニュース、一見良いニュースに見えるんですが、これはヤバいですよ。
介護士の負担が激増しケアの質が下がる
現状では特養の入所条件は要介護３以上という事になってるんですが、これが要介護１以上となると、働いている介護士さんが、不穏な方の対応や帰宅願望で施設内を歩かれている方の対応、離設防止の対応等で大変な事になります。
要介護１や２の方の対応が職員のリソースが最も割かれるって話はよくしてますよね。この事実を国の役人さんたちは分かっていません。焼き芋にはマヨネーズが意外と合う事くらい分かっていません。現場を知らないので仕方ないちゃ仕方ありませんが。
しかも、介護施設の職員の人員配置基準の緩和も検討されているというのに、要介護１以上で特養入所を可能にするのは流石にマズくないですか。ケアの質も確実に下がると思います。経営状況だけは良くなるかもしれませんが。
国が迷走すると介護士が逃走する
介護業界のニュースを日々チェックしている人や、このブログをいつも見て下さっている人は同じ事を思っていると思うんですが、国が介護業界をどうしたいのかが本当に分かりません。
僕が小５の時の担任の先生だったら、「もう好きにせぇ！！」って激怒しながら呆れてると思います。呆れると激怒を同時にやる器用な先生でした。
今後もし本当に、人員配置基準が緩和されて特養の入所条件が要介護1以上になると、特養介護士の退職ラッシュが始まるんじゃないかという不安が過ぎります。そうなった現場を想像すると、その予想しかできません。
まぁまだ確定はしていない事ですし、おそらく現場を良く知る方達の猛反発によって実現はされないと思うんですが、動向の継続的なチェックが必要なニュースです。また何か動きがあれば共有するので、よろしくお願いいたします。
という事でまた次回。
おやすみマヨネーズ。
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