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【考察】なぜ介護福祉士養成校の入学者が激減しているのか

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こんばんは。介護福祉士のハレくん(@harekunoku)です。

 

介護福祉士養成校の入学者と日本人新卒者が激減しているとのデータが出ていたんですが、激減レベルが凄まじく、新卒者に関しては10年前と比べて半分以下(3930人)になっていました。

 

ソースはコチラです↓

介護福祉士の養成校、入学者が更に減少 新卒者らは10年で半数以下に | 介護ニュースJoint

 

このままでは介護士の存在が残り一つの唐揚げみたいな状態になってしまいます。争奪戦です。

 

上を見たらキリがないですけど、将来性を考えた時に介護の仕事って悪く無いですし、『安定性+専門性』の仕事なので、職業としても割と強いんですが、なぜこのニュースのような結果になってしまったんでしょうか。

 

今日はそれを解明すべく、色々調べて考察した事を皆さんに共有します。意外な理由が見えました。

 

最近の若者は現実的

養成校の入学者が激減しているという事なので、特に若者からの人気が落ち込んでいる状態です。

 

こうなった原因として、『介護業界が時代のトレンドに乗れなかったから』『SNSでのアピールが盛んな業界に比べて映えがなく若者が魅力を感じないから』『大きく稼げなくて夢がないから』あたりが原因だと思ってたんですが、違ったんです。

 

今の若者ってかなり現実的で、仕事に夢を求めたり映えを求めたりするのは中学生までで、高校生からは、現実的に安定した仕事に就きたいと考える人の割合が圧倒的に多いとの事でした(データがあるので後で共有します)

 

日本自体が不安定になってるので、安定を求める若者が増えているのかもしれません。僕が高校生の頃は、『将来はギャンブルで食っていく』と公言していたので、高校生の思考力が底上げされたのかもしれません。(僕1人がアホなだけ?)

 

ソニー生命が2年に1回くらいのペースで行なっている、中高生が思い描く将来についての意識調査という名の意識高い系調査があるんですが、その中で、高校生に対して将来なりたい職業を聞いた調査の結果があります。それがコチラ↓

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中学生に対する調査結果は、ユーチューバーやプロスポーツ選手といった回答が多かったんですが、高校生になると超現実的という事実。おそらくギャンブルでメシ食おうとしてる高校生なんて1人も居ません。

 

公務員・看護師・会社員・教員・保育士など、安定感のある職業ほど人気が高かったんです。夢見たい気持ちもあると思うんですが、とりあえず安定した仕事に就いておこうという心理が伺えます………ちょ、ちょ待てよ!

 

この感じで介護福祉士人気は激落ちってどういう事ですか。ランキングに入らないのは仕方ないとしても、10年で新卒半減はオカシイぞと。女の子の1位は看護師ですぞ。保育士も3位に入ってるのに、なぜ介護福祉士の人気はこんなにも激落ちくんなんだと。普通にジーザス。

 

社会的地位の低さと専門性の体感しづらさが課題

こうなっている理由として、介護福祉士はまだ職業としての地位を確立できていないというのと、専門性を体感しにくいと思われている節があると思います。ヤムチャ?

 

業界人から言わせると、看護師と介護福祉士は土俵が違う職業で役割が違うんですが、まだ世間一般的には介護福祉士は看護師の下位互換で、社会的地位が低い認識が根付いているんじゃないかと。

 

また、看護師は患者を治療する事で患者が回復していく事にやり甲斐を感じる人が多く、保育士は園児が成長していく事にやり甲斐を感じる人が多いと思うんですが、介護は基本的に利用者さんが亡くなっていくまでの仕事なので、看護や保育と違い利用者さんの状態が悪くなっていきます。

 

どれだけ良い仕事をしても、高齢化に伴って利用者さんの状態が悪くなっていくというのは、専門性が体感しづらいと思われていて、ヤル気に繋がらないのかなと思いました。

 

賃金上げたら人材が増える事は間違いないですが、社会的地位を上げていく事専門性を体感できるやり甲斐を伝える事が人材不足解消に必須の課題っぽいです。という考察です。

 

2つの課題を解決するためには

介護福祉士の社会的地位向上と専門性的なやり甲斐に対するアイデアがあれば、人材不足解消に一役買えそうですし、介護福祉士個人としてもチャンスがありそうです。

 

ちょっと文字数が多くなりそうなので、これについての考察記事は、僕がやってるコミュニティの限定記事にて後日配信したいと思います。

 

という事で今日はこの辺で。おやすみ高校生。

 

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