こんばんは。介護福祉士のハレくん(https://lin.ee/UFDqAbj)です。
先日公式LINEからこんなメッセージをお送りさせてもらいました↓
『転職に関連する質問を募集して、僕が業務提携している転職エージェント会社さん(キャリアアドバイザー)に回答してもらう』という有&益な企画です。
業務提携した経緯等についてはコチラで説明しています↓
【必見】転職を考え中の介護士さんへ【PR】 - 介護職員の戦闘力が上がるブログ
今回文字数はかなり多くなってしまう(7000文字)んですけど、転職戦闘力が爆上がる事は間違いないので是非最後まで読んでいってもらえたらと思います。
という事で頂いた回答を早速共有していきます!(青字は僕の言葉です)
Q1
試用期間中に退職は可能ですか?
A1
可能です。
有給付与などはないと思いますが通常の退職フローのように(就業規則は参考に)1ヶ月前に(民法上では2週間前ですが社会性を鑑み)退職届を提出することで問題なく退職できます。
入職したものの思てたんと違うかったパターン、ありますよね。
Q2
面接時、前の職場を退職した理由など聞かれたら全て話すべきですか?
パワハラをされた、楽な仕事しかしない人ばかりで嫌になった等。
A2
退職理由を正直に話すことは賢明ではありません。
本当の理由が相手に原因があるとしても人事や面接担当者様は片方の意見のみを鵜呑みにすることは危険だと考えます。(パワハラした人や楽な仕事しかしない人の意見も本来なら訊かなければ妥当か偏っているか判断できないからです)
『パワハラが原因』→あなたにも原因があるんじゃないですか?と疑いの視点を持たれてしまいます。。
『楽な仕事しかしない人が多い』→あなたは組織全体の仕事、組織全体をオーガナイズする仕事・仕組み作りや見えない部分での頭脳ワークを理解してますか?と。
責任ある仕事は時間や目の前の労力では賄えないものです。目先のワーク・作業しか見えない不穏分子の可能性ではと思われてしまいます。
もう一つ、他責傾向のマインドでは?と懸念される可能性も高く、ホワイト企業の担当者はこのような多面的な視点で回答から探ってきますので正直に回答することが正しい道にはなりません。
転職理由・退職理由は、
・その理由ならウチも辞めるのでは?
・ウチに入ってもトラブルの種になりそうだな?
と思われない理由が良いですね。
❶サビ残や前残、残業が多い(残業が多いの基準は40h以上です)
❷キャリアが頭打ち
❸応募先の施設・業務形態で働きたかった
❹御社の求人は以前から興味あり魅力的
etc
前向きな理由で、ポジティブなオーラを出すようなものが印象が良いと思います。
面接の場では、カイジのEカードのような駆け引きが繰り広げられます。
Q3
短期離職もあり、転職回数が多く、転職限界年齢です。そんな人でも受け入れてくれる職は都会でも地方でもありますか?
A3
介護職の転職年齢限界は、
・人材会社経由
有資格有経験(介護福祉士以上)58歳
未資格未経験(資格取得前提)40代後半・50代前半
未資格未経験(資格は入職後)40代前半まで
・自分で応募
60代でも可能ですが、ご年齢はおいくつでしょうか?
また、パート・アルバイトは記載せず、正社員歴のみを記載することで継続的に働いてきたことをアピールできます。
そんな見せ方を工夫をすることも大切です。
内定・入社後に仕事ぶりで評価・信頼・信用を掴み取れば後々発覚しても必要な”人財”と受け取ってもらえれば解雇になることはありません。
入社後にいい加減な姿勢や不真面目な態度、やる気の欠如、他人任せ・他責の言い訳ばかりだと、結局また短期離職になりますので、心機一転自分自身を入れ替える気持ちも必要かなと思います。
>都会でも・地方でも・・・
やはり姿勢次第ではないでしょうか。。
過去の経歴を変えることはできないので、”開示するか?””開示しないか?”は自己責任ですが真摯に継続する気持ちで、不採用も自己責任と考えそんな自分を受け入れてくれる会社であれば多少環境が悪くても、”自分が変えてやる”位の気持ちで挑むべきでしょう。
受け身な短期離職者や他責や希望ばかりが多い・短期離職者は結局”うちに入ってもすぐ辞める人”と思われるだけなので、結局は自分の気持ち一つかなと思います。
実際問題社会ってシビアですよね。あの頃に戻りたい。
Q4
介護職の頂点とはどんな職種か?
A4
頂点という考え方はそれぞれでしょうが、収入・キャリアという視点であれば、経営職・経営基幹職(取締役・本部長職など)ではないでしょうか。
元々現場上がりで経営基幹職にいる大手企業の取締役の方も存じていますので、年収的には4桁以上と聞いています。
キャリアでも上記の経営職・経営基幹職ですがもう一つは自分での起業で社長になることでしょうか?
ただし年収は自己責任なので、ケアスタッフや施設運営、管理職のノウハウは役に立ちませんので、経営を学びながらなので最初は会社員時代の方が年収が高いというのはよくある話です。
訪問介護事業所を運営しながら、派遣社員で働いている社長さんもいるので、やる気や目標を持ってそこを目指すことは大切です。
頂点との質問なので、もう少しハードルの低い、管理職や専門職のお話はここでは除外とします。
ナンバーワンにならなくても良い、裏道進んでオンリーワン。
Q5
県外に移住予定で転職するのですが、どれくらい前から転職活動したらよいのでしょうか?
A5
直近で弊社でも地方から上京しての就業のサポートをしていましたが、とても難航しました。
まずプロセスとして、
⑴転職活動→応募→適性検査・面接→内定・内定通知→受諾
⑵退職告知→(協議・相談)→退職届提出・退職日確定→有休消化・退職(難航する会社の場合、退職代行より弁護士へ依頼がベスト)
⑶転居活動→家探し→内見・申し込み→審査(ここで内定通知が必要)→契約手続き→完了入居
それ以外
⑷引越し準備→相談・申し込み(時期や物量によっては入居に合わせて申し込めない場合もあり)→引越し作業
この4つが必要で同時進行で進めていきますので一人でこれを全部となると、
⑴の転職活動だけでも
❶履歴書・職務経歴書作成
❷求人リサーチ・申し込み
❸応募対応、連絡、面接調整
❹面接(オンライン、オフライン)
❺内定可否連絡、内定通知書回収、受諾通知
(メール文だけや口頭などで出さない会社は危ないです)
❻入社手続き・準備
を就業しながらになります。
⑴がうまくいっても、⑵で退職引き延ばしや説得で時期がズレることもあります。
⑵で拗れて、退職代行に依頼する方が多いですが退職代行は告知しかできないので、そこを知ってる上司や人事だとより拗れます。なので拗れる可能性や違法な希望をする上司・企業の場合は多少の費用がかかっても、弁護士がベストです。
⑴の内定のタイミングで③と④の同時進行が必要です。
うまくいかない場合、転職先に入社日に引っ越しができていない状態になりますので気をつけましょう。
という流れを踏まえると、3〜4ヶ月前がベストですが、介護施設で4ヶ月後に入社など言っても冷やかし程度に取られてしまったり(内定出しても来ないでしょ?と・・・)
もっと早く入社できる方がいた場合、不採用や取り消される可能性もあります。
3ヶ月以内の入社が最大値ですが、かなりスケジュール的には厳しいので一人で全部は難しいかなと思います。
また⑶から決めて⑴⑵を行う場合はもう少し安心して進められますが内定が出なかったり、希望年収に満たないケースもあり得ますので、やはり並行しながらがベストかなと思います。
ムズイ。サポートしてもらいましょう!
Q6
介護職で培った経験って他の職種だと何に活かせますか?
もし介護職を辞めるとして、経験も活かしどんな仕事があるのかなぁと思って。
A6
どんな職種でも全く違う異業種に転職して”活かせる”かどうかは本人次第ですが、介護ケアを活かしてというのは介護業界以外にはないと思います。
但し、介護業界の知見や人間関係を活かして業界向けへの営業、エンジニア、人材会社という道は少しは活きるかなと思います。
エンジニアの方が転職して営業しても同じですし、プロの料理人がチェーン店の飲食店に転職してもマネジメントや店舗運営は素人なので、基本一から学び直しです。
介護職も完全に活かすには同業界だけで介護職経験の知見で、商品開発や営業といっても
開発経験は0、営業経験も0では転職時の評価はありません。
社会性や業界特性を自分なりに分析し将来の転職先での知識として、アイデア・企画・行動・人間関係で少しだけイニシアチブを取れるよう自己研鑽できる人が過去の経験を活かせる人ではないでしょうか。
イニシアチブ、ググってきました。率先することです!
Q7
施設側は何を重視してますか?面接の時に、どのような対応だと好感度が上がりますか?
A7
過去の介護業界は何につけても
⑴資格
⑵経験・仕事の出来
⑶シフトの柔軟性
⑷通勤距離
⑸人間性・社会性
だったのですが、
ホワイト企業、環境の安定する良い施設ほど
⑴人間性・社会性・環境適応力
⑵シフトの柔軟性・受容する利他的マインド
⑶資格・経験(未経験でも向上心)
にシフトしつつある印象です。
未だに、
⑴資格 ⑵経験・仕事の出来を重視する企業ほど、環境が荒れている可能性があり育成ができない、給与や待遇が旧態然として昇給昇格が上司の主観評価が横行し離職率が高い傾向に感じます。
特に初年度年収が理由なく高い会社・施設は離職率が高く、キャリア形成はできていない可能性は高いものです。
なので、ホワイト企業に入社しようと考えていらっしゃるなら・・・
⑴利他的な姿勢、メンタルの安定
⑵当たり前の社会性
⑶環境への適応性
⑷成長意欲
が鍵かなと思います。
ハラスメントや虐待をする可能性のある人を採用するホワイト企業はありませんが、すぐにハラスメントだという他責傾向の強い人も不採用傾向です。
また、教育が難しい社会環境なので、なんでも教えて、教育してという姿勢の人も不採用になりやすいです。
会社や施設は学校ではないので自発的に吸収・学ぶ姿勢こそ評価され、マンツーマンでいつまでも教えないと独り立ちできない人は会社・教育担当者も疲弊しますし、研修コストばかりかかって赤字・負債の原因になりますから(教育してる間は人件費が2倍の換算なので)
教えづらい人、覚える意欲のない人前職や他人と比較ばかりする人も忌避される傾向です。
勉強になります。今いる職員を大切にするために企業も慎重になりますからね。
Q8
職場での立ち振る舞い方についてアドバイスを下さい。(特定を防ぐため以下割愛)
A8
答えはこんな感じです。
就業中は他のスタッフさんの顔色や様子など気にし過ぎず、
⑴”誰よりも良いケア、良い仕事をする”
⑵”好きなスタッフ、嫌いなスタッフ問わず
周りを評価・選別せず全員の役に立つ仕事をする”
⑶”嫌な仕事、嫌がられる仕事を率先してする”
⑷”苦手な仕事、押し付けられた仕事も前向きにする”
⑸”愚痴は自分一人の時だけにする。同僚とはしない”
⑹”特定のお局様・重鎮・上司に迎合しすぎず
全ての人と等距離で接する”
⑺”会社・施設は友達作りの場ではなく。職場と割り切る”
⑻”いじめ・孤立を恐れない(嫌な人と絡まなくてラッキー位の気持ち)”
⑼”自分の意図しない陰口には毅然と対応し、
陰ではなく、是認の前で堂々と反論・嘘を看破する”
⑽”不満・不平・愚痴・悪口よりも課題について改善案を必ず用意し、建設的な意見を言う。またそれが受け入れられなくても不満に思うくらいなら自分で企画・実践する”
この10個を一つ一つですね。
仕事できる人みんなコレ。
Q9
介護福祉士で歴は20年ほどになります。年齢が55歳で定年間近なのですが、転職するとして若い人の方が有利かと思いますがどうでしょうか?この年齢で正社員として転職可能でしょうか?
A9
年齢が55歳定年間近、若い人が有利か?→全く関係ありません。
但し、転職に関して55歳ということで資格経験を加味した年収が欲しいとなると若い方が有利になります。
転職初年度は皆”新入社員”です。
転職先の職種が、ケアスタッフであれば20代でも50代でも新入社員の年収です。
これを受け入れられれば問題ありませんが年齢・経験を加算して欲しいと言うのはエゴ・利己的なマインドなので不利になります。
給与・年収とは会社に何をもたらすことができるか?で決まります。
55歳の介福だから20〜30代の二人分の戦力になりますと言うなら2倍とは言いませんが
1.5倍を希望しても良いでしょうが(1人シフトから減らせるなら)1人前で仕事が普通にできる程度であれば新入社員の年収が妥当となります。
ただ、相談員業務、サ責業務、リーダー業務管理職業務、事務業務などができれば、徐々にというか入社1年以内には大きく評価され昇級・昇格は簡単にできるでしょう。
入社前から信頼して、高い年収をと言う方が多いですが、そうした方が5年以上その会社で就業している姿を見たことがありません。
会社が高い年収払うには、信用・信頼・実績が必要なので、どれもないのに高い年収を出すと言うことは会社がこれくらいやるだろうと言う予測に基づいて算定しますが、その算定のお眼鏡に叶う方はほとんどいません。
1~2年とは言いませんが半年くらいは新入社員の年収で取り組んで、キャリアアップを目指す方が賢明かなと思います。
弊社で最高齢での入社は57歳で最大手の介護企業に入りましたが、応募1社で決めることができました。弊社の知見・課題に真摯に取り組んだ本人の姿勢も大きかったと思います。
企業側の心理がよく分かってきましたよね。
Q10
いつでも人手不足の介護業界だと思いますがこんな人材はいらないって人はどんな方でしょうか
A10
令和の時代になり、ホワイト系企業と淀んだ企業に別れ始めた印象ですね。
ホワイト系企業ほど人間性・社会性・寛容性・向上心を重視する傾向ですので、その対局は忌避され始めています。人材会社なので、こんな人材はいらないとは思うことはありませんが、
”希望条件が最初から多い人材”
”スキル(年齢・資格・経験・実力・姿勢)と希望が合ってない人”
”神経質で希望が細かすぎる人”
”他責傾向で退職理由・不満がほぼ他責”
上記の人は、どの業界でもうまくいかないと感じます。
最初から高年収・高待遇を期待する方は”自分で作り上げる力・改善能力・昇格能力”がない人に見えるからです。
条件の多い料理店ではないですが、希望の多い求職者は会社・施設から見ても敬遠傾向な印象はありますね。
一流企業に入社したいと考える方は通勤時間など希望しないと思います。
希望が年収・業務制限・通勤・環境・休日・その他待遇など多いほど、介護業界だけではなく、どの業界でも ”あ〜仕事もできるか(実績を上げられるか)わからないのに希望先行の人だなぁ”と思われるのが現実です。
給与や待遇は自分の力で掴み取る気持ち、これが一番ではないでしょうか。
結局のところ、転職も人生も自分次第。
回答終了
以上です!ご質問頂いた介護士さん、ご回答頂いたWさんIさん、本当にありがとうございました。
厳しい意見だと感じた方もいたかもしれませんが、転職という人生における勝負の場面で「あなたなら何処にでも受け入れられる!受け入れられないとしたらそれは企業が悪い!」みたいな言葉をかけてくる人はおそらく自分の利益の事だけを考えてますからね。
しっかり向き合ってくれて、正面からノウハウと真実を伝えてくれるキャリアアドバイザーは信頼できます。
サラッとした質問内容にも、このクオリティで、この文量で回答して下さるお人柄なので、僕がエージェントさんと初めて業務提携したがった理由は語らずとも分かってもらえると思います。
この質問に答えて下さった転職エージェント会社さんと僕のコラボ公式LINEがあるんですが、そちらではチャット(LINE)で相談に乗って貰えたり、転職お役立ち情報の配信が受け取れたりします。
いざ転職に乗り出そうという方とはzoom面談をされるんですが、今現在(当記事配信時点)、zoom後に転職のサポートに繋がっている率100%だそうです。話せば分かる確かな腕なので、マジで一回話してみてほしいです。
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